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◇ 投稿記事 ◇ JE1NAL ㉚   
50Mhz 2エレHB9CVと2エレデルタループの優劣比較  
◎はじめに
昨年末にYBQオークションで購入した50M 2エレHB9CVと以前から所有していた50M 2エレデルタループの優劣比較をしてみたくなり大楠平に車で移動し実運用で比較をしてみました。

大楠平の状況 2021年 1月10日(日)9時~13時
  天候:快晴
  気温:朝9時現地到着時3度 水溜まりは氷がはってました
  風 :ほぼ無風
  ハイカー:1月3日に移動した時に比べ少なめ
  その他参考:使用RIG FT-847 出力50W 電源シールドバッテリ50AH
◎アンテナ設置状況
約5mのポールトップにデルタループ、約50cm下げた4.5mの位置にHB9CVを取付。
もちろん2本のビーム方向は同一に揃えました。(写真添付してます)
HB9CVは5D2V 7mのケープルで給電
デルタループは5DFB 9mのケーブルで給電
車内まで2本のケーブルで引き込みアンテナ切替器を使用しRIGに接続し手元で切替
◎比較結果
YBQオンエアミーティングが終了後50MにQSYしCQを出していた墨田区の局及び鹿野山移動局それぞれの局にビームを合わせ受信信号強度の比較を行いました。
両局共にデルタループの方が若干信号が強い程度で大きな差が無い事、その2局と交信しスタンバイ毎にアンテナを切替て送信しましたが特段変化が有るレポートは貰いませんでした。(相手にはアンテナ切替を伝えてません)

その後、小笠原母島固定局の信号が聞こえたのでデルタループで呼んだところ交信出き交信後もフェードアウトするまでアンテナを切替しながらワッチしました。
フェードアウト間際の弱い信号になってくるとHB9CV RS31~41 ループRS41~51とループの方が良かったです。(HB < ループ)

母島が聞こえなくなってから、JI1MDZ 伊藤さんがCQを出していたので交信。
伊藤さんの信号はどちらのアンテナでもSにして差は無かったものの、私の送信レポートはループアンテナの方がSで2つ程強いとの事。(HB9 < ループ)

その後7K1JFM 梯さんからお声掛けを頂きレポート交換。
伊藤さんとは逆にHB9の方がSが強いとの事。梯さんの信号もHB9の方が強く入感(HB9 > ループ)

ビーム特性によりこんな現象が出たのか謎でした。
なお、両局との交信時はビームは同じ向き、大楠平から北西方向(330度の位置)でした。
◎まとめ
たまたまアンテナが2種類有り素人なりの比較が出来ました。
お手軽移動用アンテナ、昨今のトレンドのデルタループ、少し前(大分前かな?)のトレンドのHB9CV、2エレになると優劣を付ける事が出来ませんでした。
結局、移動運用ならばどちらのアンテナを使用しても十分に楽しめる事が判り、移動時の気分で使い分けていきたいと思います。
余談ですが、
例えば極端な話、アンテナポールが5mで周囲の樹木が5mだとしたら、HB9CVはエレメントが周囲の樹木を超える事が出来ず、デルタループはポールの先端から上方にエレメントが伸びるので5mの樹木を超す事が出来、電波の減衰を少しでも抑えられるのでは無いかと思いました。
また、最初に交信した墨田区と鹿野山の局の場合、デルタループの受信信号が若干強いのはデルタのトップエレメントが高いためかな?って素人的に思えました。
最後に
レポート交換にご協力して頂いた、JI1MDZ 伊藤さん、7K1JFM梯さん、お忙しいところありがとうございました。
  【2021.01.11 JE1NAL 石田 記】

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