◇ 投稿記事 ◇ JN1AZF ㊺ |
ダイナミックマイクロフォンの修理 |
JN1AZF 河野
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長年にわたって使用していたハンドマイクの変調がのらない不具合になりました。 ハンドマイクはスタンドマイクと異なり、話し終わる度にテーブル等の上に置くため、マイク内部の振動版に衝撃が掛かり、コイルのリード線部に衝撃劣化が生じ、年月経過と共にコイル断線による不良が生じるようです。(他の要因ありますが・・・)
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調査1 |
①マイクロフォンの性能上、インピーダンスが600Ωになっているかテスターで確認したところ無限大、どうも、コイル断線のようです。
手荒に使用しているわけではありませんが、使用劣化、又は衝撃劣化でコイルが断線です。 |
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処置 |
①エレクトロコンデンサーマイクへの応用
Service Manualの回路図を参考に手持ちの部品で蛇の目基盤に簡単なCR回路を組み、ダイナミックマイクロフォンエレメント跡に組付けしました。
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回路図 |
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組付け状態 |
レイアウト上、スペースがあり楽に取付可能ですが、見た目があまり、よくありません。 |
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試運転結果 |
2m FMで近くの 友人と交信し変調度合を確認しましたが、他のマイクロフォンと遜色なく良好の結果となりました。
本来、純正のマイクロフォンエレメントを購入して組付ければ良いのですが、この古いマイクロホンユニット購入が難しく、本体毎、新しく購入するしかないようです。
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YBQの皆さんも、修理術を参考にチャレンジしてはいかがでしょうか? ご意見募集中 |
以上 |
【2021.05.29 JN1AZF 河野 記】 |
pdfファイル(印刷用) |
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