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◇ 投稿記事 ◇ JA7UIO  -84-    
タッチセンサーパドルの製作  
JA7UIO/1 山崎 


タッチスイッチの発見
 ふとしたことから某ネットショップ(密林)で格安の「タッチスイッチ」なるものを発見しました。タッチセンサーではなくタッチスイッチというのがミソで、タッチセンサーとスイッチ回路が1枚の基板に実装されており、6枚入りでなんと511円でした。基板のサイズは10mm×15mm程度で超小型です。これを使って何かできないかなと考えるまでもなく、パドルを作ることにしました。
タッチスイッチの機能
 タッチスイッチはボード内のジャンパを使って、以下のように機能を変更できるようになっています。


【タッチスイッチボード】
 今回はパドルとして使用しますので、ジャンパAはショート(負論理出力)、ジャンパBはオープン(モーメンタリー)としました。また、実際に通電してみてわかったのですが、タッチセンサーの感度が良すぎて逆に問題になりました。タッチする前(3mm程度で)反応してしまうのです。このままではパドルとして使いにくいので、感度を下げることにしました。カットアンドトライですが、感度調整用端子に47pFのチップキャパシタを追加したらちょうど良くなりました。

 なお、ボードにはタッチモニタ用のLEDが実装されており、実験するときは便利なのですが実際に使用するときは無駄な電力を消費するので除去しました。
ケースの選定
 このために新品のケースを用意するのはもったいないので、身の回りに適当なものがないものかと物色したところ、見つけました。皆さんの周辺にもたくさんころがっているかも知れませんが、使わなくなったACアダプターです。何のものか忘れてしまいましたが、忘れたということは必要無いということで、早速ばらしました。中に入っていた5V-2Aのスイッチング電源は、まだ動くのでジャンク箱行きです。(こんなことをしているから、いつまでたってもジャンク箱の中が減らないのかもしれません Hi)
ACプラグの部分がちょうど2つのパドルを固定するのにピッタリで申し分ありません。

組み立て~動作確認
 実は組み立てと言ってもタッチスイッチ以外に部品と呼べるものは何もなく、電源を供給するボタン電池のみでした。最初に熱収縮チューブでACプラグの部分を絶縁しておき、その上にタッチスイッチボードを載せ、さらに上から大きなチューブで固定しました。タッチスイッチボードは消費電力が非常に少ないので電源スイッチは省略したのですが、ボタン電池では1週間持ちませんでした。

 このため電源を再検討し、秋月さんで見つけた太陽電池に変更することにしました。「環境発電管理モジュール太陽電池セット」というもので、小型の太陽電池とレギュレータ基板がセットになったものです。太陽電池の開放電圧は5~6V程度ですが、レギュレータを通ると3V程度になり、タッチスイッチの定格電圧2.5~5.5Vに入ります。


【タッチセンサーパドルの内部】

 太陽電池はレギュレータを通しているので安定しており、室内の蛍光灯(間接照明)でも特に問題なく使用することができました。太陽電池は両面テープで固定するのが簡単なのですが、直接貼り付けるのは不安だったので、透明の下敷きを切って上から挟んで固定しました。ケースは小さくて軽いので、動かないようにマジックテープで固定し快適に使えるようになりました。あとはCWの腕が上達するのみです。Hi

  【2022.11.30 JA7UIO 山崎 記】

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