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◇ 投稿記事 ◇ 7N4LXB ②   
「ICストレートラジオ」をスピーカーでも聴けるように改造etc!

ストレートラジオ全体+出力トランスとスピーカー写真
ラジオ製作会でいただいたストレートラジオの変更箇所
(1)TA-7642のAF出力のカップリングコンデンサを0.01uから0.1uに変更しました。AF帯を通過させるコンデンサの値としては小さすぎるようで、高音が強調された音になっていました。

(2)BC-517をS9014×2個に変更しました。BC-517のhfeが数万と高く、1MΩという高抵抗でベース電流は0.6uAでしたが、コレクタ電流が13mAも流れていました。

また電源ON時、ワンテンポ遅れて音が出ていました。微小なベース電流によりBC-517のベースにつながるコンデンサを充電する時間分遅れていたのかもしれません。

変更により電源ONで即音が出るようになりました。S9014は1個2円で入手できる中華トランジスタで、2SC1815など小信号用トランジスタでも置き換えることができると思います。

2段目はT-81という、秋葉原デパート3Fのシオヤ電機で売っていた出力トランスが負荷となっています。これはおそらくサンスイのST-81のコピー品で一次側が1kΩ、二次側が8Ωのものです。この構成で電源電圧1.5V時に4mAの消費電流となりました。なお1.2VのNiMH電池でも少し歪が増えますが十分使えます。この場合には4.7kΩの半固定ボリュームを調整してRFゲインを上げる必要があります。

(3)AF段入力部に5kΩの半固定ボリュームを加えました。ボリュームなしでは結構な大音量となりますので、調整できるようにしました。

AF部の製作について

AF部は2.5mmピッチのユニバーサル基板のジャンクから1.5cm角に切り出し、トランジスタはリード部品、抵抗、コンデンサはチップ部品を使い組み立てました。

トランジスタ以外は全部ジャンクです。不要家電を捨てる前に、簡単に取り外せるなら基板をとっておくと、後でいろいろ役立
ちます。 (7N4LXB:池田記)

AFアンプ部拡大写真

改造後のストレートラジオ回路図

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