神奈川県支部登録クラブ  登録番号:11-1-2 
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---------------------- ------1953年12月創立----
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◇ 投稿記事 ◇ JF1UOX ㉒   
欧文モールスの練習経緯【欧文編】  
 1.<符号を覚える> 
モールス符号表を参考にして、[A→・―] というように覚えました。
 2.<ゆっくり音を聞いて書き取る練習> 
CDを使って、25字/分で暗語を聞いて書き取りの練習をしました。
 3.<神奈川県CW講習会に参加>
講師から、この受講者の中で、「実際にCWデビューする人は10~20%くらいだろう」という話を聞き、そんなに挫折する人が多いのかと驚き、改めて襟を正しました。
まずは「1ケ月間、恥をかきながら毎日交信するように」とのお達しがありました。
 4.<一日一局>
講師のアドバイスどおり、7Mhzで毎日一日一局、交信することにしました。
送信内容は紙に書いて準備しておき、最初は「599BK」の移動局や記念局を探して応答しました。 送信においては、綺麗な符号の出るキーヤーパドルを使用することにし、ひとまずストレートキーは封印しました。

わずか一日一局の交信でも、相手を探して交信が終わるまで、1時間くらいかかることもしばしば。 599BK局だと思って応答すると、突然名前やQTHを聞かれ、頭が真っ白になってしまうこともあり、最初は一局の交信が終わると疲労困憊していました。

翌年、再度講習会に参加しようかどうか迷っていたところ、「同じ講習会に2度も参加するような人は、一生CWはできない」と講師に言われ、目が覚めました。
「そうだ! 講習会に行っている暇があったら練習しよう!」
その後、実践交信しているうちにだんだん慣れてきて、CWモードの交信カードが届くようになってきました。

 5.<目標>
呼びまわりは楽だけど、CQを出すことは、呼びまわりと雲泥の差があると実感。
「自分でCQが出せるようになること!」と新たに目標を決めました。
 6.<CQを出すための練習方法>
「cwfreak」
まずは、コールサインが一発で確実に聞き取れるようになればよいと考えコールサインの聞き取りに特化して、「cwfreak」というソフトで練習を始めました。
最低一日5分、とにかく毎日やると決めました。


↑ 最初はPracticeAで練習し、慣れたらCompetittionモードで練習。
 7.<コンテストで初CQ>
忘れもしない、26wpm/分が余裕をもって取れるようになった時に、20wpm/分で初めてYLコンテストに参加し、CQを出しました。
この時、約200局と交信したところ、いきなり2位になり驚きました。

コールサインならどんなに速く打たれても取れるという自信は、モールスが好きになっていくことと、全般的なスキル底上げの原動力となりました。その後、海外コンテストでもCQが出せるようになり、ますますコンテストが楽しくなっていきました。

現在も練習ソフトはこの「cwfreak」のみで、知人とcompetittionモードで競いながら継続しています。
上達は右肩あがりにはいかず、プラトー現象が起こりますが、忍耐強く継続することで、スランプから脱することができます。
 <改善点> 符号の覚え方 
最初に、符号を書いて覚えたのでAという音を聞いた時には、頭の中で「・- → A」と2段階変換が起こりました。音から、符号を介さずに即座にAと認識できるまでしばらく時間がかかったので最初に、音だけで覚えた方がよかったのかもしれません。

ただ、どちらにしろ、多少の回り道や失敗は付き物と思えば、自分に合った方法を見つけ、それを継続することが最良の練習方法であると思います。

A1クラブのHPには、モールスの練習方法やたくさんの練習ソフトが紹介されていますので、ぜひ自分に合った方法を見つけ、参考にしてみてください。
  【2020.10.20 JF1UOX 相馬美佐江 記】

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