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---------------------- ------1953年12月創立----
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◇ 投稿記事 ◇ JF1UOX ㉓   
和文モールスの練習経緯【和文編】  
 1.<和文符号を覚える> 
和文の符号を一通り覚えたあと
「A1Abreaker」というソフト(A1クラブのHPからダウンロード可)を使用して、テキスト作成から5文字暗語自動作成のファイルを開いて受信練習を始めました。
暗語が瞬時に書き取れると、どんな文章がきても書き取れるはず。
つまり、暗語受信の体力をつければよいと考えました。
 2.<練習方法>
ノートを一冊用意し、最初は自分が7~8割書き取れるくらいのゆっくりした速さで送出し、書き取りをします。
速さは、上記赤矢印の<文字毎分>に数字を入力します。
20字/分からスタート開始。
9割以上書き取れるようになったら、3~5文字速度を上げます。
一日300字の書き取りは、所要時間は10~20分程度です。
とにかく無理せずに毎日続けられる程度の負荷にしました。
 3.<一日300字の基礎練習>


↑一日300字、ノート1ページの書き取りを基本練習にした。
 4.<4ケ月間の基礎練習を経て7Mhzで緊張の初交信>
これを4ケ月間毎日続け、40字/分の速さの暗語が書き取れるようになってきた頃に7Mhzで交信を始めました。
最初にCQを出した時は、誰にも呼ばれませんようにと、矛盾した願いを抱きました。hi
ストレートキーやバグキーなどの癖のある符号の人に呼ばれると、受信がボロボロになりましたが、それを何とか筆記しようとすることで、集中力と忍耐力が鍛えられたと思います。

欧文と和文が頭の中で混在し、「こんばんB」のようになったり、「チハチハ」が「FB FB」だったと気づいたり、お笑い談では枚挙にいとまがありません。
友人から「和文は恥かいてなんぼ」と言われ、「みんな自己嫌悪の連続の日々を過ごして今に至る」と励まされ、気持ちを新たにしました。hi
 5.<和文交信のコツ>
和文は完璧に受信することを考えず、まずは何となく意味がわかればよしとしてアバウトに構えるようになりました。そうこうしているうちに、7Mhzで8~9割くらいは書き取れるようになってきました。
この頃、送信は、頭で考えたものがまだ瞬時に打てないので、あらかじめよく使う言葉は紙に書いて、それを見ながらアレンジして送信していました。

このような経緯を経て、7Mhzの交信にだんだん慣れてきて頭に浮かんだ言葉が自然に送信できるようになっていったのですがそこまで1年以上かかったと思います。
 6.<飛躍的なスキルアップ> 
さて、和文交信に慣れてきたあと、一念発起して、一総通受験のために試験練習を始めました。

A1Abreakerで5文字暗語受信をさらに1年間やり、試験速度の和文75字/分・欧文100字/分を、1割増しの速さで書き取れるようになり、また徹底的な送信練習をしたため、ここで飛躍的にスキルが伸びたと感じています。
和文と欧文の切り替えが自然にできたり、遅れ受信ができるようになったのはまさにこの1年間のたまものでした。

練習方法は人それぞれなので、特別なお勧めはありませんが、自分に合った方法を見つけて継続することが大事だと思います。
和文習得は欧文の倍以上の労力が必要でしたので、さらに道のりは険しかったですが何か特別なことをするのではなく、基本を繰り返し継続練習することが目標への一番の近道でした。
  【2020.10.20 JF1UOX 相馬美佐江 記】
pdfファイル(印刷用):169KB

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